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    記事No.25 [馬鹿だらけ 第1話] 返信ページ
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    ■25   馬鹿だらけ 第1話 
    □投稿者/ six 1回-(2012/07/22(Sun) 07:15:24)

    薄暗い中で目覚めました。今自分はカプセルの中にいることがわかりました。
    大きなヘルメットのようなものをかぶっていて、これで空気を送っているみたいです。
    なんか変な液体でこのカプセルの中が潤っている。周りを見渡そうとしてもヘルメットやゴポゴポと液体が重くてあんまり自由が利きません。

    なんとかして、重たい液体の中をじたばたしながら内側からカプセルをたたきました。
    願いが通じたのかカプセルのガラス部分が下からゆっくり上に向かい、液体が外に流れ出ました。
    ガラスが全部上に行ったころにヘルメットも自動で外れてくれました。新鮮な空気が吸えるとおもっていました。

    周りを見てみると、自分と同じような人がたくさんいました。
    地面から天井まで一直線になっているカプセルがあり、液体が充満し、ヘルメットのようなもので顔を覆っている。

    まわりも薄気味悪いし、青いライトで照らしているだけです。殺風景でカプセルと周りを囲う壁と出口らしきものが3箇所あるだけ。
    扉は3ヶ所とも横一列に等間隔で並べられている。

    こんなところにいても何も始まらないとおもったので私は扉の前まで歩きました。
    別段変わったところもない。全部同じ。ドアノブがあって作りも色も全部同じの3つのドア。
    この中に正解と不正解があるのかわからない。
    今はここから早く出ようと考えているだけ。

    選ぶのも考える事よりも今はここから出たい一心だったので、一番近い真ん中の扉を選ぶことにしました。
    ドアノブを回して奥へと力を入れました。

    「あれっ・・・・・」

    全然扉は開こうとしませんでした。ただガタガタとずっと扉を引いたり押したりしていました。
    すると右側のドアがガタッと開きました。

    何かわからないけど今すぐここから抜け出せるなら好都合と思い、少し走りながら右側の扉へ向かいました。

    出口ではありませんでした。
    そこには鉄の壁が行く先を塞いでいて、張り紙がありました。

    この扉の先にはご覧のとおり何もありません。ほかの2つの扉から“出口”を選ぶといいでしょう。あなたがこれを見ているころには2つの扉とも鍵は開いています。
                    ご健闘をお祈りします。


    何がなんだかわからなかった。必死に状況を整理した。
    その場に座り込んでここにはいたくないけど、正解の道を行かないと何かしらおきるということを考えると募る事がふっと出てきた。

    「理不尽・・・・・」

    自分の現状を考えれば考えるほどこの言葉が何回もあふれてきた。それを口に出しても何もショウガナイこととわかっているのにも関わらず出てしまう。
    カミを掻き毟りながらも自分で判断するしかないと割り切った。

    また、真ん中の扉へと戻ってきた。何か違いがないか調べようとしたけど何も特徴がない。
    初めて左側の扉へと来た。見るだけでまた出てくる。

    「理不尽だ・・・」

    真ん中の扉と違いが見えない。同じ。何もかも作りも見たところ違いがない。詳しく扉を見ても何も書いてあるはずもない。同じ。

    苦しみながらも1つの回答が頭に浮かんだ。

    「自分が信じた道を行けばいいんだ」

    何も難しく考えることはなかった。元々は自分が選んだ扉だ。その扉ははずれではなく選択肢に残っているんだ。たまたま別な扉が開いてそれがはずれだっただけ。
    始めから何も悩むことはなかったんだ。

    苦しみながらも自分の中にできた1つの理論に自信を持ち、いざすっきりした気分で真ん中の扉へと戻り。ドアノブに手をかけた瞬間だった。

    「痛い・・・・」

    頭が激しく痛み出した。自分がもともと行きたかった扉なのに。何かがこれを拒むかのようにしているのか、わからない。
    目の前の扉を見ても、開けっ放しの右側の扉をみても、さっきまで見てた左側の扉を見ても、全部同じようなのに何でこの扉を開けるのにこんなことがあるかわからない。

    それでもまた扉を開こうとしたら、頭の中に映像が浮かんだ。
    ドアノブを握ったままずっと微動だにしないままとまってしまっていた。

    「死んでしまう?」

    自分の中にショッキングが映像が出てきたのだ。
    道をまっすぐあるいていると、突如と頭を押さえうずくまり体が熱くなっていきとろけてしまう自分の姿が。

    ふとわれに返った。今のイメージ映像がなんなのかわからない。
    自分が行きたい効率の中では問題ないのに体がそれを拒んでいる。
    今度は真ん中の扉を開こうとおもうだけでも頭痛が酷くなる。

    「こんなことになるなら」

    ぼそっとはき捨てながら、左の扉へと向かっていった。
    真ん中の扉と見た目はなんも違いもないのに。
    心ではずっとおもっている。なんでこの扉なのかと。
    さっきの扉ではなんでだめなのか。いろんな思いの中ドアノブを恐る恐る握る。


    頭痛はしない。






    複数の画面が絶え間なくついている。
    カプセルだらけの部屋、各扉の前、扉の先。
    少し太り気味の男が片手にほほを乗せてつまらなそうに見ていた。

    「局長〜久々の通過者っすよ、でもこいつ直感かなんかでぬけてますよ〜処分しましょうか?」

    やる気がない。この作業に慣れているようでつまらなそうであった。

    「久々の通過者なのです、このまま対象としましょう、もったいないです、そもそもこんな状況で正解を選ぶのですからそれだけでも充分でしょう」

    「了解っす・・・・えっと、LA1〜聞こえるっすか〜」

    奥から口元が少しほころびながら画面を覗き見る男がいた。そこには先ほど左側の扉を選んだモノが一本道を歩いている映像だった。

    「非常に楽しみですねぇ」
    「俺は面倒ごとが増えていやっす」

    面倒くさそうであった。
    [編集|削除]

    ■26   Re: 馬鹿だらけ 第1話 
    □投稿者/ six 2回-(2012/07/22(Sun) 07:18:11)

    とりあえず1話書いて見ました。
    少し視点が統一感なかったりすることこかなんか書き足りないとおもうとこもありますが少しずつ手を加えてやっていこうとおもいます。

    [編集|削除]

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