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    記事No.39 [零　〜白霧の家〜　１] 返信ページ
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    ■39　 　零　〜白霧の家〜　１　
    □投稿者/ 瑠雨 3回-(2014/05/30(Fri) 22:26:29)

    「おーい、竜。こっちでいいのかよ…」
    「うん。霧が知らせるらしいから」
    「へぇ…おい、どうした？」
    「…」

    李斗はいつからか、喋らなくなっていた。
    喋りたくても、喋れない…。

    「…うっ」
    「竜、なした」
    「ちょっと、ね。けど大丈夫」

    一瞬走った痛み。
    誰かに掴まれた…？

    「おい、李斗！置いていくんじゃねぇっ」

    ふらふらと歩いていく李斗。
    ふたりはすぐに追いかける。
    無我夢中で走ると、いつの間にか、霧の中に。
    李斗に誘われるがままに、走る、走る。

    そしてようやく止まったかと思うと…。
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    △[39] 零　〜白霧の家〜　１ へ返信
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