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    記事No.4 [恐怖への反撃 前編 ランデヴーポイント] 返信ページ
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    ■4   恐怖への反撃 前編 ランデヴーポイント 
    □投稿者/ かすてら 3回-(2011/12/07(Wed) 22:35:00)

     「これまでの話」
     前編:http://32581.progoo.com/rental/tree_bbs/bbs.php?pid=32581&mode=pr&parent_id=4932&mode2=topic

     中篇:http://32581.progoo.com/rental/tree_bbs/bbs.php?pid=32581&mode=pr&parent_id=4995&mode2=topic

     後編:http://32581.progoo.com/rental/tree_bbs/bbs.php?pid=32581&mode=pr&parent_id=5062&mode2=topic

     
     
     
     
     
     
     
     
     
      
     
     
     “―――ようこそ、人類最後の砦ブラウエライターへ”
     
     スピーカーから鳴り響く音声とともに、真っ暗だった部屋が一瞬でライトアップされました。
     この部屋はスケッチブックのように純白で、部屋の中央に見慣れぬ機械があるだけです。
     
     「黒松さくらさんね。予定よりも遅い出頭だったけど、ここでその件を責めるつもりはないわ。―――私はレイチェル・フォーチューナ。一部の人間からは“占い師(フォーチュナー)”と呼ばれているわ」
     
     部屋のやや上にあるガラス張りの監視所。
     フォーチューナと名乗る白衣を着た女の人は、そこにいました。
     
     「―――あなたは人類を救済する戦士ケンプファーの一人。これからは死と隣り合わせの生活になるわ。当然身の安全は保障できない。けれど考えてみて。あなたの持つ力は、少なくとも獰猛な捕食者の脅威から非力な人々を守ることができるはずよ。それがあなたの存在意義でもあり、あなた自身の誇りにもなるわ」
     
     今の私と同じように、きっとスティーヴもおなじ路線を歩んだんだね。
     スティーヴの後を引き継ぐ…そんなことが、できるの?
     
     「さあ、これからあなたのインプラントの最終調整を行うわ。武器はそこに置いて、その椅子に腰掛けて」
     
     部屋の中央にあるのは病院の手術室を思わせる椅子です。
     私は言われるがまま、腰を下ろします。
     …最終調整って、何をするのだろう?
     
     「心配しないで。メスを入れるようなオペ(手術)はしないわ。あなたの後ろに、コードのつながれたパッドがあるでしょう?それを首の後ろに貼って。貼り終わったら楽にしていていいわ。あとはこちらでやるから」
     
     スキンケアのパックのようなパッドを、言われたとおりに貼った。
     なんだか妙な気分。
     
     「これからあなたの体内にあるインプラントをアップデートするわ。その後再起動するから、貴方には眠っていてもらうわね。大丈夫。何も心配しないで。目が覚めるころには、あなたはもう実用段階のケンプファーとして生まれ変わるわ」
     
     
     
     
     
     ………。
     
     
     
     
     
     「いつまで寝ているんだい、ミス黒松?」
     
     いったいどういうこと?
     目が覚めると、そこにはスティーヴの姿が!
     
     「す、スティーヴ…なの?あなたは戦死したって…」
     
     私は状況を把握しようと、周囲を見回します。
     清潔な床と、折りたたみ式のデスク…ここは私たちの学校だ!
     …そうだ!ようやく悪い夢が終わったんだ!!
     
     「またシキが変な冗談を言いふらしたんだね。やれやれ。僕はどこにも消えたりはしないよ。約束したじゃないか。ずっと側にいるって」
     
     うん!これでいいの!やった!
     やっぱり悪い夢だったんだ!
     
     私は思いっきり、スティーヴの胸に飛び込んだ。
     もう離れたくない。
     だから、力いっぱいに抱きしめた。
     
     ずっと一緒に…。
     
     
     
     
     
     でも、スティーヴから温かみが伝わってこない。
     まるで人形を抱いているみたいでした。
     
     どういうことだろうと、少し感覚をあけてみると私は驚愕しました。
     頭から血を流し、顔中血だらけだったのです!
     
     
     “死んだやつのことはあきらめろ!”
     
     
     という台詞が脳裏に響きます。
     
     
     「…だめ!死んでなんかいない!まだ生きているの!!」
     
     わたしは現実を否定するかのように、精一杯叫んだ。
     もう離れない。
     もう失いたくない。
     もう一人ぼっちになるのはいやだ!
     
     
     
     
     
     
     
     エピローグ
     『恐怖への反撃』
     
     
     
     
     だめ!
     死なないで!
     スティーヴ…ん?
     でも、なにか、私は間違えている気がする。
     
     あれ?
     
     この人は、スティーヴじゃない。
     似ているけど、違う人だ…。
     
      【体格のよい男性】
     「どうした!?さくらぁ!?」
     
     大柄の男の人が、私の肩を揺さぶっている。
     その人は地面に落ちている私の武器…コボルトバルゲルを拾い上げ、それを私に押し付けました。
     
      【天龍フェイラン:ブラヴォーチームリーダー】
     「大きく深呼吸をしろ!まだ戦えるな!?よし、立つんだ!」
     
     曇りの空、灰色の屋上…それと、うめき声をあげる多数のけが人。
     人間ではないものの雄たけびと、多数の銃声。
     
     「天龍隊長…でも、スティーヴが…」
     
      【天龍隊長】
     「スティーヴ!?誰だそいつは!?…いや、エーリヒはもう助からない!いまここで応戦しなければ全員が彼のようになるぞ!」
     
     
     ああ、そうだ。
     スティーヴはもう居ないのだった…。
     
     私の前で横たわるのは同期のエーリヒ・ワーグナーで…もう生きていない。
     
     
     私は今、京都府の亀岡市(かめおかし)にいて、ここは亀岡警察署の屋上なんだった。
     ケンプファーとしての、わたしの最初の仕事は亀岡市から凶悪な化け物を追い出すことで、討伐に来たのはいいけど返り討ちにされて…。
     予想よりもはるかに数が多く、強力なプレデターに襲われてここまで逃げてきたんだ。
     でも迎えのヘリコプターは来てくれず、私たちはここに立てこもった。
     
     
      【おかっぱ頭のケンプファー】
     「おい新人。いつまで死んだやつを抱えているんだ?死んだやつのことはあきらめろ…それより怪我がないなら、手伝ってくれよ」
     
     おかっぱ頭の、肌が白いケンプファーは、イグリット・シュワルツ。
     なんだか暗そうな性格で、すこし危ない発言が多い人。
     
      【イグリット・シュワルツ】
     「ふふっ。これなら獲物の数を心配する必要は無い…」
     
     彼は私が立ち上がるのを見ると、振り返って銃を撃ち続けました。
     その横では名前の判らない男の人が狙撃ライフルで応戦しています。
     
     
     ―――なんだか私だけ現場に溶け込めていないような気がする。
     映画を見ているように、周りの状況のみが時計の針のように刻々と進行していく。
     それなのに私は迷子の子供のように、ただ唖然としているしかなかった。
     
     
     一方で、後ろのほうで体育すわりをしている女の子が居ました。
     その子に“引き金を引くだけでいいから!”と、必死で説得している外国人男性もいます。
     たしか、フィンランドとかいう場所の出身だって言っていたような…。
     
      【天龍隊長】
     「コバライネン!そっちは大丈夫なのか!?サツキの容態は!?」
     
      【ミカ・コバライネン】
     「だめです!とてもまともに動けそうにありません!」
     
     ああ、そうだ。
     座り込んでいる女の子は薊也(あざみや)さつきちゃんで、男の人はミカさん(フィンランドではありふれた男性名らしい)。
     …でも、さっきの巨大プレデターによる襲撃でチームの半分を失ってからずっとあの状態。 
     
      【元気な女の子】
     「さつきちゃん、落ちこんどらんとシャキッとせーや!…それより隊長!もう弾がないで!!」
     
     屋上の隅っこで下に向けて銃を乱射していた女の子はきっかちゃん。南部喜花ちゃん。
     私も見習いたいぐらい明るくて前向きだけど、あまり計画性はないみたい。
     
      【天龍隊長】
     「お前は無駄弾撃ちすぎだ!もっと節約しろ!慎重に狙え!」
     
      【南部喜花】
     「無理言わんといてや!敵が多すぎるんや!」
     
     そういうときっかちゃんはコボルトバルゲルに弾薬を装填し、さらに撃ち続けます。
     
      【名前の判らないレンジャー】
     「天龍将軍!このままでは確実に押し切られます!」
     
      【天龍隊長】
     「すぐに救助が来る!それまで持ちこたえろ!」
     
     
     …そうだ、私も戦わないと。
     武器を手に、屋上の壊れた手すりのある隅まで行きます。
     わたしが持っているコボルトバルゲルには、大型の両手剣(ツヴァイヘンダー)とスティーヴのお父さんの自信作であるアニミ重機関銃がついている。
     この武器なら中型のプレデターだって一刀両断できるし、小型の群れだって瞬く間にお掃除できる。
     
     …でも、屋上から地上を見下ろした途端、そんな自信はどこかへ飛んでいった。
     
     二足歩行の怪物が、行列を作って警察署の入り口に殺到している。
     きっかちゃんと、シュワルツさんが懸命に数を減らそうと銃を撃っているけど、焼け石に水。
     天龍隊長は賢くて、敵が入ってこられないように入り口にはテーブルとか残骸でこしらえたバリケードがある。
     でもあの怪物の群れを前に、急増のバリケードがいつまで持ちこたえられるだろう?
     
      【南部喜花】
     「さくらちゃん、肩の力をぬいて。撃つのは簡単や!」
     
     私は自分の背丈に似合わぬ大きな武器を構えた。
     手元のディスプレイには200という弾数を表す数字がデジタルカウンターで表示されている。
     引き金を引けば弾が出るだろうし、予備の弾だってもっている。
     
     
     そのときだった。
     突然壁をぶち抜いたような音が鳴り響きました。
     
     後ろを見てみると、二足歩行の怪物が階段に設置したバリケードを突破し、屋上にまで上がってきていたのです!
     警察署の正面入り口と、屋上の踊り場の2箇所に作ったバリケードはもう突破されたんだ!
     
      【名前の不明なレンジャーたち】
     「バリケードを突破されたぞ!」
     「くそ、もうここまで攻め込まれたか!」
     
     さらに屋上に入り込んできた敵を自動小銃(シュトルムゲヴェアー)で射殺するレンジャーたち。
     弾丸の嵐を食らい、うめき声をあげて倒れる怪物。
     
      【薊也サツキ】
     「ねえ!もう逃げようよ!」
     
     体育すわりのまま、さつきちゃんが訴えました。
     でも、ここには何人も動けない負傷者が居る。
     それらを見捨てて逃げることなんて、天龍隊長は絶対に容認しないだろう。
     
      【天龍隊長】
     「南部!入り口を防御しろ!シュワルツ、アバン!そこから狙撃を続けろ!」
     
     元気よく活躍するきっかちゃんと、手際よく指図する天龍隊長。
     しかし追い詰められていることは、もう明白…。
     
      【名前の不明なレンジャー】
     「天龍隊長!モウザーです!くそっ、身を隠せ!!」
     
     他の大群に入り混じって、警察署のゲート前に現れた4つ足の大型プレデター。
     それ怪物は身構えると、背中の一部分からゼラチンのような塊を射出しました。
     伏せろ! という叫び声と共に、放たれた塊は警察署屋上の一角を爆砕します。

     ―――まるで大砲で吹き飛ばされたかのようだった。

     いいや、事実私たちは吹き飛ばされたんだ。
     わたしは起き上がり、周囲の状況を確かめます。
     さっきまで狙撃をしていた、名前のわからないレンジャーが跡形もなく消え去っている。

     【天龍隊長】
    「皆無事か!?」

     【南部喜花】
    「ぶじやで!」

     【イグリット・シュワルツ】
    「…まだ、生きてるぞ。ふふっ…でもアバンは消えたさ。達者でな」

     【ミカ・コバライネン】
    「…負傷者たちの容態が悪化している!早く病院へ運ばなければ全滅だぞ!?」

     今の攻撃は酷かった。
     あんなのを何十回も撃ってこられたら、大型ショッピングモールだってスクラップだよ。
     一方シュワルツさんと痩せたレンジャーは、へし折れた手すりの所で再び応戦を始めます。

     【痩せたレンジャー】
    「奴を仕留めないと!誰かバズーカを持っていないか!?」

     そんなもんとっくの間に使い切っただろと、無愛想に答えるシュワルツさん。

     どうしよう。
     もう、だめなのかな?

     【天龍隊長】
    「―――さくら、お前はそこの非常階段からここを脱出するんだ!」

     天龍隊長の言葉。
     わたしは一瞬、耳を疑いました。

    「…どういうことですか?」

     【天龍隊長】
    「司令部の連絡が間違っていなければ、俺たちの為に捜索チームを派遣してくれているはずだ!だが未だに合流できないということは、何処かで彷徨っているに違いない!その連中を見つけ出し、ここまで連れてきてくれ!」

    「私が、一人で行くのですか?」

     この怪物だらけの地上を、たった一人で突き進めというの!?
     そんなのあんまりだよ!

     【天龍隊長】
    「救援と合流できなければ、俺たちは犬死だ!急げ!」

     怪物のような気迫におされ、私は非常階段へと追いやられました。
     そして私は階段を下りている間に考えます。
     なぜ私に行かせたのかを。

     ―――もしかして助かる見込みが無いから、私だけを逃がしてくれた?

     いいや、それじゃないよ。
     きっと私が戦えないという事を思って、おつかい任務を与えたんだ。
     でも、戦えないならなお更この使い走りは不適切じゃないの?
     あるいは、戦っておらず弾薬が温存されているからなのかな?

     私は階段を下り終え、数メートル前進した後警察署を振り返った。
     まだ銃声や化け物のうめき声が聞こえる…。
     と思ったら、こちら側にもその化け物がいる!
     手には強力な機関銃を持っているのに、私は本能的に逃走してしまいました。

     毛むくじゃらの怪獣であるトロールは、足が遅いから走って逃げることは難しくない。
     弾薬を節約するとかそういう事情は関係なく、わたしはとにかく走った。
     大体どこら辺にいるのかも判らない援軍を探して。


    [編集|削除]

    ■6   Re: 恐怖への反撃 前編 ランデヴーポイント 
    □投稿者/ かすてら 5回-(2011/12/08(Thu) 22:42:13)

    あとがきです。

    本当は前編と後編に分ける予定は無かったのですけど、掲示板が変わったのでボリューム制限が出てしまいました。ということでこうなりました(汗

    ここまで散々「戦闘シーンがないぞ!」と疑念を抱いていた(?)ので、エピローグではありますが戦闘シーンを盛り込んでおります。
    今更「初心者だから」と言ってもしょうがないのですが、やっぱり迫力不足なのはご容赦くださいOTL

    さて、まだ半分ぐらいあるのであとがきの続きはそのときに。




    せっかくなので、ここで(誰も望んではいないだろうけど)かすてらの脳内のプレデター概要を少しだけ公開。
    ウムラウト(ドイツ字)とキリル文字を使っているので、携帯とかだと文字化けするかもですの。


     ――― トロール(Troll)
     ファンタジーではおなじみの毛むくじゃらの巨人です。もっとも小型の固体でも2m以上あり、大型になれば3mの個体すら居ます。
     人間とは比較にならない腕力を持ち、武装したレンジャーを殺害するのに十分な戦闘力を持ちます。距離を置いて戦えば全く脅威のない敵ですが、群れを成すと近代銃火器で武装したレンジャー部隊を圧倒することもしばしばです。
     ちなみにノルウェー人はトロールの存在を信じており、お土産や家具としてトロール人形は浸透化しています。神隠しなど不可解なことがあればトロールの仕業とされ、挙句の果てには「トロールの横断注意」の道路標識まであるとか。ノルウェーの人々の伝承は、ここで現実になったのでしょう。
     
     ――― ヘルハウンド(Hellhound)
     最初期に確認されたプレデターの一種(当時はプレデターという総称すら与えられていなかったとされる)で、名称からも判るように犬型の敵性生物です。食用犬クローンや軍用犬クローンから進化した種類であるとされ、プレデターの中では比較的に弱いです。しかし非常に凶暴で機敏であり、狩りは群れで行っている為、遭遇したら危険だということには変わりありません。
     基本的にSサイズクラスやMサイズが頻繁に確認されますが、希少なLサイズも確認されています。そのLサイズクラスのヘルハウンドは一般的に「(北欧神話の猟犬)ガルム」というコードネーム呼ばれます。
     
     ―――ステープラー(Predator Stapler)
     グラウンドプレデターの一種。これはクギ(ステープル)のように鋭く尖った体毛や皮膚の一部を飛ばしてくる敵性生物の総称で、大中小様々な固体が存在します。Sサイズクラスのステープラー程度の攻撃であれば、レンジャーの標準アーマーベストでも防げますが、Lサイズクラスになるとヘリコプターや装甲車のアーマーを貫通することもできます。当然そうなればレンジャーやケンプファーのような歩兵は簡単に粉砕してしまうでしょう。
     
     ―――モウザー(ドイツ語:M&ouml;rser 英語:Predator Mortar)
     脅威レベルの高いグラウンドプレデターです。モウザー(臼砲)の名称どおり、背中の部位からエネルギー弾を撃ち上げ爆撃してきます。
     基本的にLサイズクラス以上のもののみが確認されていて、それらの爆撃はシタデルの外壁やジークフリート戦車をも撃破します。したがって遭遇した場合は最優先で消してしまうべきでしょう。
     モウザーの肉体は撃破された地点で爆発消滅してしまうため、解剖調査ができず結局のところなぞが多い生き物となっています。
     
     ――― スメルチ (ロシア語:смерть - スミャルチュ)
     エリアル(空中の)プレデターです。全身黒の翼竜で、分厚い皮膚と優れた筋力からなる高い機動性をもつ強敵です。中には戦車すら粉砕する火炎弾を吐き出し、ステープラーのようにトゲを射出する固体が確認されています。
     この種が最初に出現したのはドイツのシュヴァルツヴァルト地方で、続いてウクライナ地方で大量に現れます。やがて大規模襲撃を受けた現地のブラウエライターはこの強敵を「ウクライーンシキ・スメルチ(ウクライナの死神)」と呼びました。短縮され「スメルチ(死または死に神)」と呼ばれます。ブラウエライター本部は「シュヴァルツヴァルター・ドラッヘ(シュヴァルツヴァルト地方の竜)」の呼び名を割り振りましたが、あまり浸透していません。
     
     ――― ベラシーラ(ロシア語:Бэлла Сьелла:ヴェラシエラ)
    上記のスメルチと似ていますが、こちらはアルビノなのか全身が白い固体です。ベラシーラはロシア語などで「白き翼」を意味します。ブラウエライター・ロシア支部をはじめ、ヨーロッパの大半を壊滅させたとされています。あらゆる面でスメルチを超える能力を持ち、速力も速いため発見された場合逃げ切るのは困難でしょう。特にヘリコプターなど容易に身を隠せない立場では、ベラシーラとの遭遇=死刑宣告に等しいとも言えます。やはりブラウエライターはこの固体につけるコードネームを「シュネー・ドラッヘ(ホワイトドラゴン)」にしたかったようですが、ベラシーラが一般化しています。
     なお、深紅恋はこの中の若い(とされる)一固体を「セキト」と呼んでいますが、やはり詳細は不明です。





    ここだけの話、プレデターという名称は避けたかった。
    なぜならそれは、プレデターは国際的に有名な映画とそれに登場する知的生命体の名前であるからです。
    じゃあプレデターは辞めてエイリアンにしよう。
    プレデターとエイリアン・・・
    「20世紀きつね」からクレームが出るのは明白(汗

    名前を考えるのがここまでしんどいとは;;;

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