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記事No.43 [零 〜白霧の家〜 5] 返信ページ | |
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■43 零 〜白霧の家〜 5 | |
□投稿者/ 瑠雨 7回-(2014/06/25(Wed) 20:52:46) |
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びゅん、と風を切る音が響く。 着物の少年はゆっくり近寄ってくる。 「近づくんじゃ…ねぇっ!」 修斗が少年を殴る。 ばきり、と手ごたえのある音がした。 「…マジか」 先ほどの光で力を手に入れたらしい。 そういやさっきまで、こいつは見えていなかったよな? だとしたら。 「ま、俺には関係なさそうだけどなぁっ!」 ばきっ! 乾いた音が響く。 「うぉぉぉぉっ…!」 少年も力技で対応する。 その間聞こえる、音と光。 竜斗と李斗。 ふたりの援護を受けて少年を退ける。 「おい、二人とも…無事か?」 「李斗が…」 疲れてしまったのか、李斗は竜斗の膝に横たわっていた。 修斗がどかっとその場に座り込む。 「せめて、話ができりゃあな…」 「うん…。いつからだっけ」 「さあな」 「うん、そうだよね…あれ」 「どうした」 竜斗は李斗の目元に何かを見つけた。 ほくろだった。 「こんなの、あったかなぁ」 「なかった…気がする」 「何だろう、ずーっと誰かと一緒にいた気がする…」 「おいおい…ってうおっ!」 「へ?」 「どうも」 後ろに本当に『誰か』がいた。 |
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■44 (無題) | |
□投稿者/ 瑠雨 8回-(2014/06/25(Wed) 21:00:53) |
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ゲームでいうところの 『修斗バージョン・チュートリアル』みたいなの。 「ありえない人物」まで見えちゃう。 死んだのがわかってない…浮遊(水色フレーム) そこから動けない…自縛(緑フレーム) 物凄いパワーを持ってる…怨霊(赤フレーム) |
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