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記事No.45 [零 〜白霧の家〜 6] 返信ページ | |
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■45 零 〜白霧の家〜 6 | |
□投稿者/ 瑠雨 9回-(2014/06/28(Sat) 22:09:51) |
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「何だよ、あんた」 「失礼ですね。これだからもう…」 男性が額に手をやる。 修斗がぎりぎり殴りそうになったところを竜斗が止める。 「僕は神埼竜斗、そっちが修斗。それでもって…」 「成る程。私はノワール・アルフォンゾと申します」 ノワールによると三人が迷い込んだこの屋敷は『白霧の家』と呼ばれている。 何故かと言うと、過去に大災害による怨念達の集まりらしい。 しかし。 「何故それを?」 「無理もございません。私もその一人ですから」 どうやらノワールはこの家の執事であったようだ。 そのときの様々な光景を目の当たりにしていたとのこと。 やがて霧は家をすっぽりと包み隠した―。 「それでも私は死に切れず…ここに留まったままなのです」 「そうなんですか…」 「ええ。それから」 ノワールは謎のカメラ、『射影機』などについて説明をしてくれた。 ほぼ『ありえないもの』に攻撃するようなものらしい。 「それから、私はここからは動けないので…」 「はい」 ぴくり。 タイミングよく、李斗の手が動く。 ゆっくり、開かれるその瞳。 そしてゆっくりと起き上がる。 「李斗…大丈夫?」 李斗は頷いた。 その顔は「ごめんね」とでも言いたげだった。 「あー、その、ノワール…」 「はい」 「さっきは、その」 修斗が言いかけた瞬間。 ばしん! 「扉が…!」 「やれやれ。いたずらな子供達のしわざでしょうか」 「ちょっと、待って下さい…えいっ」 竜斗が扉に向かって撮影すると、扉が開いた。 「どうやらそうみたい」 「マジ…」 「兄さん、怖いの?」 「別に。行くぞ」 「あ、うん。じゃ、また!」 「はい」 三人は部屋を後にした…が。 李斗がふらりと戻って来た。 「どうなされました」 「…」 何か言いたげな李斗だったが、二人に呼ばれて走っていった。 |
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