作品投稿掲示板

[ ホームに戻る ] [ 新規投稿 ] [ スレッド表示 ] [ トピック表示 ] [ 発言ランク ] [ 記事検索 ]

>> 利用規約、機能

  • 小説を投稿するための掲示板です。
  • ジャンルは定めませんが、他人を不快にさせるような内容は禁止です。
  • 題名は、件名に書いてください。
  • 二話以上連載する場合は、題名を「○○第一話」という風にしてください。
  • 続きの話はレスではなく、新たに投稿してください。
  • 作品を読んだら、レスで感想を書くといいでしょう。書く人の励みになります。

  • <一覧表示に戻る
    記事No.45 [零 〜白霧の家〜 6] 返信ページ
    (最新レス5件表示) スレッド内ページ移動 / << [1-0] >>
    ■45   零 〜白霧の家〜 6 
    □投稿者/ 瑠雨 9回-(2014/06/28(Sat) 22:09:51)

    「何だよ、あんた」
    「失礼ですね。これだからもう…」

    男性が額に手をやる。
    修斗がぎりぎり殴りそうになったところを竜斗が止める。

    「僕は神埼竜斗、そっちが修斗。それでもって…」
    「成る程。私はノワール・アルフォンゾと申します」

    ノワールによると三人が迷い込んだこの屋敷は『白霧の家』と呼ばれている。
    何故かと言うと、過去に大災害による怨念達の集まりらしい。
    しかし。

    「何故それを?」
    「無理もございません。私もその一人ですから」

    どうやらノワールはこの家の執事であったようだ。
    そのときの様々な光景を目の当たりにしていたとのこと。
    やがて霧は家をすっぽりと包み隠した―。

    「それでも私は死に切れず…ここに留まったままなのです」
    「そうなんですか…」
    「ええ。それから」

    ノワールは謎のカメラ、『射影機』などについて説明をしてくれた。
    ほぼ『ありえないもの』に攻撃するようなものらしい。

    「それから、私はここからは動けないので…」
    「はい」

    ぴくり。
    タイミングよく、李斗の手が動く。
    ゆっくり、開かれるその瞳。
    そしてゆっくりと起き上がる。

    「李斗…大丈夫?」

    李斗は頷いた。
    その顔は「ごめんね」とでも言いたげだった。

    「あー、その、ノワール…」
    「はい」
    「さっきは、その」

    修斗が言いかけた瞬間。

    ばしん!

    「扉が…!」
    「やれやれ。いたずらな子供達のしわざでしょうか」
    「ちょっと、待って下さい…えいっ」

    竜斗が扉に向かって撮影すると、扉が開いた。

    「どうやらそうみたい」
    「マジ…」
    「兄さん、怖いの?」
    「別に。行くぞ」
    「あ、うん。じゃ、また!」
    「はい」

    三人は部屋を後にした…が。
    李斗がふらりと戻って来た。

    「どうなされました」
    「…」

    何か言いたげな李斗だったが、二人に呼ばれて走っていった。
    [編集|削除]

    List スレッドリスト表示 / スレッド内ページ移動 / << [1-0] >>
    返信フォーム
    △[45] 零 〜白霧の家〜 6 へ返信
    Name/ Title/返信 削除キー/ ※半角8文字以内
    E-Mail/ URL/
    Comment /
    文字色/
    背景色/

    >> 利用規約、機能

  • 小説を投稿するための掲示板です。
  • ジャンルは定めませんが、他人を不快にさせるような内容は禁止です。
  • 題名は、件名に書いてください。
  • 二話以上連載する場合は、題名を「○○第一話」という風にしてください。
  • 続きの話はレスではなく、新たに投稿してください。
  • 作品を読んだら、レスで感想を書くといいでしょう。書く人の励みになります。

  • - I-BOARD -